第10回(2006年) ベネズエラ青少年・児童オーケストラ全国制度財団
[ 選考担当 ] ウィリアム・ルアーズ国際顧問
ベネズエラの貧困地域の子供たちをクラシック音楽の練習、演奏を通じて教育する財団で、元文化大臣のホセ・アントニオ・アブレウ博士が1975年から始めた。2歳半以上の児童・青少年25万人が参加、全国に計210のオーケストラを擁する。「音楽は不幸を希望に変え、子供を犯罪から救う」という信念の下、無償で楽器を与え、訓練する。優秀な生徒にはカラカスでの住居、生活費を提供する。奨励金は楽器購入費などに充てられた。2008年12月、傘下のシモン・ボリヴァル青少年オーケストラが来日公演を行なった。