「世界文化賞」国際顧問にフランス元首相のラファラン氏
フランスの元首相、ジャン=ピエール・ラファラン氏が、「高松宮殿下記念世界文化賞」(公益財団法人 日本美術協会主催)の国際顧問に2013年春から就任しました。
フランスの国際顧問は、フランソワ・ピノー現代美術財団理事長、フランソワ・ピノー氏が務めていましたが、昨年末に退任し、ラファラン氏はその後任として、フランス推薦委員会を主宰、2013年からの受賞候補者の推薦を行います。ピノー氏は名誉顧問に就任しました。
ジャン=ピエール・ラファラン氏の略歴
Mr. Jean-Pierre Raffarin(1948年8月3日生まれ、64歳)
2002年5月から2005年5月まで、ジャック・シラク大統領の下で首相を務めた。1989年に欧州議会議員。2002年に中道右派政党「国民運動連合」(UMP)を創立、2007年に同党全国評議会副会長を務めた。2011年と2012年に上院副議長に選ばれた。フランス中国委員会年次フォーラム会長、刷新・未来技術財団理事長、フランス・アルジェリア経済関係大統領特使、ボアオ・アジア・フォーラム(中国)理事なども兼務している。
6人の国際顧問
ラファラン氏以外の国際顧問は、ランベルト・ディーニ(元イタリア首相)、ウィリアム・ルアーズ(元ニューヨーク・メトロポリタン美術館理事長)、クリストファー・パッテン(オックスフォード大学総長)、クラウス=ディーター・レーマン(ゲーテ・インスティトゥート総裁)、中曽根康弘(元首相)。各国際顧問の下に専門家からなる推薦委員会があり、毎年、受賞候補者を推薦します。