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「世界文化賞」国際顧問にイギリスのクリス・パッテン卿

2009.9.24

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イギリスの最後の香港総督で、オックスフォード大学総長のクリストファー・パッテン氏が、「高松宮殿下記念世界文化賞」(財団法人 日本美術協会主催)の国際顧問に2009年9月から就任しました。
イギリスの国際顧問は、イギリス元首相のエドワード・ヒース氏が務めていましたが、同氏は2005年に逝去されました。パッテン氏はその後任として、イギリス推薦委員会を主宰し、2010年から受賞候補者の推薦を行います。

クリストファー・パッテン氏の略歴
Lord Patten of Barnes, Christopher Francis Patten
(1944年5月12日生まれ、65歳)
サッチャー、メージャー両政権下で政府の要職、保守党幹事長(1990〜92年)を歴任。中国への返還前の最後の香港総督(1992〜97年)を務めました。欧州委員会(外交担当)(1999〜2004年)などを経て、2003年からはオックスフォード大学総長を務めています。2005年に男爵として終身貴族に叙任され、英国貴族院議員でもあります。著書に『東と西』(1998年)、『次に何が起こるか? 21世紀を生き抜く』(2008年)など。

6人の国際顧問
パッテン氏以外の国際顧問は、ランベルト・ディーニ(元イタリア首相)、オットー・グラーフ=ラムスドルフ(元ドイツ経済大臣)、ウィリアム・ルアーズ(前米国国連協会理事長)、フランソワ・ピノー(仏・ピノー財団理事長)、中曽根康弘(元首相)の各氏。各国際顧問の下に専門家からなる推薦委員会があり、毎年、受賞候補者を推薦します。