高松宮殿下記念世界文化賞 第7回若手芸術家奨励制度
世界の優れた芸術家に贈られる高松宮殿下記念世界文化賞(財団法人・日本美術協会主催)の第15回受賞者が、7月2日(日本時間3日午前3時)、東京など世界6都市で発表されます。
今年で第7回を迎える若手芸術家奨励制度も同時に発表され、ローマの大音楽ホール「パルコ・デラ・ムージカ」行われる発表式典の席上、賞状と奨励金500万円が贈られます。対象者の選考は、イタリアのウンベルト・アニエリ国際顧問の委員会が行いました。
若手芸術家奨励団体
デ・ソーノ音楽協会 (本部:イタリア・トリノ)
De Sono Associazione per la Musica
1988年に若手音楽家を支援するため、イタリア・ピエモンテ州や同州の企業の協力で、元フルート奏者のフランチェスカ・カメラーナさん(現芸術監督)が中心になって設立。海外研修の若手有望音楽家への奨学金の授与(15年間で117人)、奨学生による無料コンサートの開催、音楽論文・評論集や音楽家の写真集の出版も行う。作曲家ルイージ・ノーノや指揮者クラウディオ・アバドも同協会の活動に協力している。
若手芸術家奨励制度
若手芸術家奨励制度は、日本美術協会の活動の趣旨に添い、世界文化賞の一環として、次世代を担う才能の育成を目的に、1997年発足いたしました。選考は国際顧問が順次担当し、毎年、世界文化賞の受賞者と同時に発表されます。対象となった団体・個人は一年以内に有意義な計画を実行することを条件に、選考を担当した国際顧問より奨励金が贈られます。
奨励制度の目的/若手芸術家の活動、行動計画を援助し、奨励することを目的とする。
奨励の対象/若手芸術家を育成、援助している団体の活動、または若手芸術家の団体、あるいは個人の芸術活動。活動内容はプロ、またはプロをめざす者とする。
対象者の選考/その年の世界文化賞受賞者発表を主宰する国際顧問がその推薦委員会と協議、選考し、日本美術協会の了承を得る。
奨励金/毎年500万円を上限とする。対象者が複数の場合は適正に配分する。
対象者の義務/奨励金を受けた団体、個人は奨励金を直接芸術活動のために使い、その活動についての報告を日本美術協会に提出し、協会はこれを「年間報告書」に掲載する。
お問合せ先
財団法人 日本美術協会
105-0003 東京都港区西新橋1-11-3-6F
TEL: 03-5251-2245
FAX: 03-5251-2247