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第32回高松宮殿下記念世界文化賞受賞者発表/第24回若手芸術家奨励制度発表

2021.9.14

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世界の優れた芸術家に贈られる高松宮殿下記念世界文化賞(公益財団法人 日本美術協会主催)の第32回受賞者が、9月14日(日本時間14日18時)、ローマ、ロンドン、パリ、ベルリン、ニューヨーク、東京の各都市で発表されました。

今年の受賞者には、アフリカの飢餓、肉体労働者、難民・移民や地球の生物と環境、ブラジル・アマゾンの生態系や先住民族などを対象にフォト・ドキュメンタリーを撮り続けているセバスチャン・サルガド、天文学や物理学の知識を基に、見る人の知覚力を引き出す光による作品を世界各地で創造し、「光と知覚」のアーティストとして高い評価を得ているジェームズ・タレル、風の向き、気温、周囲の光など環境的要素に細心の注意を払いながら、オーストラリアの自然環境の恩恵を最大限に活かした生活空間を生み出すグレン・マーカット、10代でチェロの巨匠と肩を並べ、これまでに100作以上のアルバムをリリース、グラミー賞を18回受賞、ジャンルを“越境”するチェロ奏者ヨーヨー・マの各氏が選ばれました。

演劇・映像部門は、新型コロナウイルス・パンデミックの影響により、多くの候補者が受賞要件を満たすことができなかったため、今回は「受賞該当者なし」となりました。

また、同時に発表された第24回若手芸術家奨励制度の対象団体には、イタリア内外の文化・芸術遺産を保存修復するための修復士を5年間で養成する中央修復研究所付属高等養成所が選ばれました。

以下、受賞者名よりプロフィールをご覧になれます。

 

第32回 高松宮殿下記念世界文化賞受賞者

■ 絵画部門    セバスチャン・サルガド (ブラジル/フランス)

■ 彫刻部門    ジェームズ・タレル (アメリカ)

■ 建築部門    グレン・マーカット (オーストラリア)

■ 音楽部門    ヨーヨー・マ (アメリカ)

■ 演劇・映像部門 該当者なし

 

第24回 若手芸術家奨励制度 対象団体

中央修復研究所付属高等養成所(イタリア)