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世界文化賞とは
高松宮殿下記念世界文化賞は、日本美術協会が前総裁 高松宮殿下の「世界の文化芸術の普及向上に広く寄与したい」というご遺志を継ぎ、協会設立100年を記念して創設されました。
国際理解の礎となる文化芸術の発展に貢献した芸術家に感謝と敬意を捧げ、その業績を称えるもので、世界の芸術家を対象に毎年、絵画、彫刻、建築、音楽、演劇・映像の5部門の受賞者に感謝状、メダル、賞金1500万円をお贈りしています。
受賞者の選考は、国際顧問のランベルト・ディーニ(元伊首相)、クリストファー・パッテン(英・前オックスフォード大学名誉総長)、クラウス=ディーター・レーマン(独・前ゲーテ・インスティトゥート総裁)、ジャン=ピエール・ラファラン(元仏首相)、ヒラリー・ロダム・クリントン(元米国務長官)の各氏が中心となり、広く世界に目を向けて候補者の推薦にあたります。その推薦リストに基づいて、日本の選考委員会が受賞候補者を選び、日本美術協会理事会で最終決定します。
受賞者の発表は国際顧問が主宰して自国の都市で行い、授賞式典は毎年10月、総裁の常陸宮殿下、同妃殿下ご臨席のもと、東京・明治記念館で行われます。
また、次代を担う若手芸術家の育成を目的に、1997年、「若手芸術家奨励制度」が創設されました。毎年、世界文化賞受賞者発表と同時に対象者が発表されます。選考は国際顧問が順次担当し、選ばれた個人または団体に奨励金500万円が贈られます。